春休み10日間!バックパッカー母子で行くフィリピン旅行記②

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バジャウ族とは?フィリピンの海で生きる海の民

セブ島で、どうしても訪れたかったのが「バジャウ族」の村!
私はイッテQでこの民族を知った。
バジャウ族とは、東南アジアの海を移動しながら暮らす少数民族で、漁を中心に生活を営んでいる。

セブ島の繁華街近くには、海の上に高床式住居を建てて暮らすバジャウ族のスラム街が存在する。中には素潜りで水深60メートル、10分以上潜れるという驚くべき能力を持つ人もいるらしい。

DNAの研究によると、彼らは脾臓が他民族より大きく、深く長く潜る能力に関係しているとされている。しかし、住民票がない、定職に就けないなどの事情から、物売りをしながら生活する人も多く、貧困問題が深刻。

危険なエリアだからこそ、安心できる現地ツアーを活用

バジャウ族が住んでいるエリアはスラム街で治安が不安なため、個人で行くのは避けたほうが安全。そこで見つけたのが私は「バジャウゲストハウスツアー」という、日本人が運営している現地ツアーを事前にInstagramで予約した。

頭金一人1000ペソ(2500円)を支払い、当日はセブ市内のセブンイレブン前でバジャウ族の案内人と合流。時間通りに到着すると、すぐにお互いを見つけることができた。

ジプニーでローカル市場へ!カルボンマーケットを散策

最初に乗ったのは、現地のローカル交通手段「ジプニー」。向かった先はセブ最大級のローカル市場「カルボンマーケット」

案内してくれたのは、バジャウ族のご家族(ご主人・奥様・お子さん)。子ども同士もすぐに打ち解け、手をつないで市場を一緒に歩いた。フルーツ売り場やペットショップなどを見て回り、セブのリアルな日常を感じることができた。

ローカルフードを堪能!市場の中でランチタイム

市場の一角には、フードコートのような場所があり、地元の料理を楽しむことができる。好きなものを注文して、その場でランチ。子供はすでにフィリピン料理に飽き飽き。笑 タイ米みたいなパサパサの米も嫌やと文句言って食が進まない。

よってランチはこれだけ。笑 母だけしっかり食べました。

馬車に乗ってバジャウ族の村へ移動

昼食のあとは、なんと馬車に乗ってバジャウ族の村へ移動。
これはテンションアップ。馬車に揺られながら、「昔の日本もこんな感じだったのかな」と思わせる、どこか懐かしい風景が広がる。馬は糞をする時間もないのか走りながら野糞。。

村の中へ!テント設営と焚き出しの手際の良さに感動

道中でバジャウの案内人から「飴をバジャウの子供たちに配ってくれないか?」と提案があった。もちろん「YES」。村に到着すると、バジャウ族の方々が手際よくテントを張り、椅子を並べ、飴を配るスペースを用意してくれた。あっという間に子どもたちが集まり、笑顔で「ハロー!」とニコニコな子供たちが集まってきた。

可愛すぎる。言葉は通じなくても子供同士一緒に遊んでる光景が微笑ましかった。

バジャウ族の暮らしと環境の現実

バジャウ族の村は、ここでは2つあり、それぞれの村に入るには入村料が必要。村長さんの家に挨拶をするため、海の上にある小道を歩いていくが、視界に広がるのはゴミの山。

漂流してくるゴミが多いのだとか。

臭いにおいがする。

迷路のような道。足もとの木はグラグラ。バジャウの方々が子供の手を引いてくれた。

トイレは穴が開いてるだけ。この海?ごみ?の上にするそう。

日本とフィリピン、それぞれの良さを再確認した時間

今回のバジャウ族訪問を通して、あらためて「日本って本当に清潔で便利な国なんだな」と実感した。一方で、どんな環境でも笑顔で力強く生きるフィリピンの人たちの姿には、人間のたくましさと、本当の意味での“豊かさ”について考えさせられた。

飴を配っていたときのこと。子どもたちは目を輝かせて飴を受け取ってくれたけど、包み紙はそのまま地面へ。周りを見渡すと、すでに足元はゴミだらけだった。ゴミをゴミ箱に捨てる、そんな意識や習慣も、この環境では育ちにくいのかもしれないと感じた。

この旅で、子どもたちは何を思っただろう。きっと、この強烈な体験は彼らの心にずっと残る。私たち親子にとっても、本当に貴重で素晴らしい経験になりました。

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