今朝は子どもたちの登校に付き添い、その足で軽く山菜の採集へGO。
畑の一角にあるフキ畑では、数日前には小さかったフキが、気づけばずいぶんと立派に育っていた。

ハサミを忘れたのは痛恨だったけれど、手でひねりながら何とか茎だけ収穫することに成功。葉はその場で落とし、茎だけを持ち帰る。

いったん家に戻り、今度はスコップを手にタケノコ掘りへGO。どうやら今日は先客がいたようで、あちこち掘った跡が残っていた。数は少なかったが、一食分は確保。


帰宅後はすぐに下処理に取りかかる。
フキはまず塩で板摺りし、そのまま鍋に投入。沸騰したら火を止め、しばらくそのまま置いてアクを抜く。ちなみに、昔はせっせとフキの皮を剥いていた。でもあの地味に時間のかかる作業、しかも指先が黒くなるあの感じ……。
なんだかんだで、そこまでして剥かなくても食べられると気づいてからは、潔く「むかない派」に。多少筋っぽさが残ることもあるけれど、口に入れたらそんなに気にならない。
むしろ風味が残っておいしいし、なによりあの手間を省けるのが最高!それからはフキが手軽に食べられるようになった。笑

タケノコは糠を入れた圧力鍋で加熱。沸騰後は火を止めて放置するだけで、アクが抜けてくれる。
下処理を終えたら、タケノコとフキを一緒にめんつゆで煮て、仕上げにかつお節をたっぷり。これが我が家の春の定番メニューだ。シンプルながらも、山の恵みをしっかり感じられる一皿。

自然の中で過ごす朝の時間は、とても清々しくて気持ちがいい。季節の移ろいを五感で感じながら、自分の手で食材を集めて、調理して、家族と分かち合う――そんな生活が、何よりの贅沢だと感じる。
春の山菜、自然と共にある暮らし。今日も、いい一日の始まりだった。
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